KASPAR
by
Peter Handke

カスパー
  • 突然我々の世界に送り込まれてしまった一人の人間。
    姿は人間と同じ。名はカスパー。
    自分の意思をもったことがなかった人間がことばを手にし、意志を持った時・・・。
    それは自由への扉なのか、それとも悪夢の始まりなのか・・・。
    全ての瞬間がスリリング、あなたはその目撃者となる。


    カスパー・ハウザー。
    もしかしたら、一度くらいはこの名前を聞いたことがあるかもしれない。
    19世紀のはじめ、生まれてから16年間、世間から隔離され、地下の牢獄に閉じ込められていた孤児。一切の人間的な営みから隔離され、育てられた少年が突然、文明社会の中に投げ込まれる。文明社会に適合するための教育を受けるが、数年後、謎の死を遂げた実在の人物のことである。
    この実在の人物であるカスパー・ハウザーを題材にペーター・ハントケが書いた戯曲、それが「カスパー」です。
    しかし、この戯曲は実在の人物の歴史劇ではありません。
    人間本質の存在そのものを描いた戯曲、それがこの「カスパー」です。

    寺山修司が『ゴドーを待ちながら』と並んで、「20世紀に書かれた最も重要な作品」と評した、ノーベル文学賞受賞作家ペーター・ハントケによる問題作『カスパー』、人間の存在の根本を問いただす衝撃作を上演します。
OUTLINE作品概要
外界と遮断されたまま成長した謎多き孤児“カスパー”の物語。

I want to be a person like somebody else was once.
ぼくは そういう まえ に ほか の だれか だった こと が ある よう な ひと に なりたい


突然我々の世界に、あるいは時代へ送り込まれてしまった一人の人間。
姿は人間と同じ。たった一つのことば(音)。
「僕はそういう前に他の誰かだったことがあるような人になりたい。」
を繰り返すだけ。これがこの舞台 「カスパー」の始まりです。
言葉と音の洪水を拷問のように浴びせられ、次第にコトバを言葉として認識し、言葉に意味があることを知る。
そして社会で生きていくための言葉やルールを“プロンプター”と呼ばれる存在に教え込まれ、調教されていく。
「ことば」が次第に「意味」を持ちはじめ、そこに意思が芽生えた時、
カスパーは何と出会い、どこへ向かい、そして何を手に入れ、何を失うのか。そして「カスパー」とは何者なのか、いったい何なのか・・・。
立つ・歩く・座る・言葉を使う・・・。
我々が「社会」で生きるために身につけたスキル。我々は自由に自らの意志と選択でこのスキルを使い、社会で暮らしている。
しかし、もしも「社会」が我々を操作するために「調教」されたものだとしたら・・・。



寛一郎が挑む高きハードルと首藤康之があらたに手にした
「言葉」という表現手段を駆使し、この言葉の拷問劇に挑む。

主人公カスパーには、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、『菊とギロチン』などで数々の賞を受賞し、現在放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に源実朝を暗殺する公暁役で大注目の俳優の寛一郎。本作が初舞台にして初主演。舞台に立つことはこの台本に出会うまで全く考えていなかったとのこと。作家が描いている「言葉」というものの認識の深さ、それを反芻して、言語から身の回りの事象を捉えていくという、作家の視点に深い興味を抱き、この題材を、この作品を演ってみたいと、初舞台にして高きハードルを自分に課した寛一郎。
そしてカスパーを言葉の世界へ誘い、調教していく“プロンプター”と呼ばれる3人の謎の登場人物に首藤康之が挑戦。2021年12月にコナー・マクファーソンの『ダブリンキャロル』ではその膨大な台詞量と格闘しながらも、人生をダメにした中年男をその色気と哀愁で見事に演じた。今回はまさに新たに手にした「言葉」という表現手段を駆使して本作品に挑む。他プロンプター役に演出家ウィル・タケットが大信頼を置く実力派俳優の下総源太朗、文学座若手俳優の萩原亮介、そしてカスパーの分身として登場するのは小野寺修二作品の常連俳優でもある王下貴司、大駱駝艦の精鋭艦員 高桑晶子 小田直哉 坂詰健太 荒井啓汰が参戦。



L.オリヴィエ賞受賞演出家・ウィル・タケットが真骨頂を発揮する
そして演出には、渡辺謙主演の舞台『ピサロ』やアダム・クーパー主演の『兵士の物語』、そして今年5月には新国立劇場で新作バレエ『マクベス』を発表する、日本でも人気の英国人演出家、ウィル・タケット。バレエからオペラ、演劇と様々なジャンルの演出を手がけるウィル・タケット。そのジャンルの垣根を縦横無尽に飛び越え、常に作品に新たな息吹を与えてくれる演出家の一人だ。
外界との接触、他人との接触がまったくなかったカスパーが保護され、「ことば」の意味を知り、文明社会に突然放り込まれていく中、カスパーは何と出会い、どこへ向かい、そして何を手に入れ、何を失うのか、彼らの肉体とハントケが描いた「カスパー」という世界を、身体表現の可能性を知り尽くした演出家が舞台作品として昇華させる、まさにウィル・タケットが真骨頂を発揮する、もってこいの作品だ。

言葉を通じて他者との関係性をかたち作り、社会生活を営むことが当たり前の人間世界にあって、その根本から考えさせられる本作。この戯曲が描くテーマに惹かれて舞台に初挑戦することにしたと話す寛一郎が、名匠ウィル・タケットとのタッグでどのような世界を魅せてくれるのか。大いに期待が高まります。

寺山修司が『ゴドーを待ちながら』と並んで、「20世紀に書かれた最も重要な作品」と評した、ノーベル文学賞受賞作家ペーター・ハントケによる問題作『カスパー』、人間の存在の根本を問いただす衝撃作、どうぞご期待ください。


<演出 ウィル・タケット コメント>
独創的なビジョンを持つ作家であるピーター・ハントケの『カスパー』を演出することは私にとって最高の演劇の世界であります。なぜならば、答えよりも多くの疑問を投げかけ、そして劇的で演劇的な身振りとともに抽象概念を秘めた戯曲、そして演劇が表現しうる様々なかたちを含んでいるからです。

この傑出した戯曲は、社会の中で私たちがいかにしてあるべき姿(社会にとって都合のよい人間、あるいは社会性を身につけた人間)になっていくのか、その過程を興味深く描いていると同時に、自分を社会から守る「武器」「方法」「手段」を持たない人々に対して、社会が強制的に強いる仕組みを、ダークに、そしてユーモラスに描いているのです。
『カスパー』では、言葉と肉体による言語が、ある意味、純粋ともいえる社会様式の中でむき出しにされていきます。その中心人物としてハントケは、19世紀のドイツの謎めいた少年カスパー・ハウザー(カスパー ハウザーは、社会からの影響を受けずに育ち、人間との接触を奪われた若者です。)を主人公に据えています。
そしてハントケは、馴染みのある言葉や設定が凶器となり、その「凶器」が日常的な行動や、教えられたことを理解できない人々に対して、行使されるという具体的な場面を、我々に提示するのである。
そして 劇中、カスパーの台詞は、外部からの漠然とした声による「呼びかけ」と並行して進行していく斬新な構造になっています。「支配」、「自立」、そして「習得された行動」と、「人」そのものの行動とが、見事に紐解かれ、考察されるのです。
私はこの作品が、私たちを混乱させ、興奮させ、憤慨させ、そして同じくらいに楽しませてくれることを期待しています。 『カスパー』は、議論し、掘り下げ、そしてまた議論するための作品です。この素晴らしい舞台は、東京の観客にユニークで価値ある体験をもたらすことでしょう。

To be working as Director on Peter Handke’s KASPAR is for me, the best of all theatrical worlds; a writer with a unique vision, a script that poses more questions than it answers and a play that holds abstract ideas alongside dramatic, theatrical gestures. This remarkable work is both a fascinating breakdown of how we become the people we are in society, and a darkly humorous view of the structures society imposes upon people who do not have the tools to defend themselves. In KASPAR, verbal and physical language are laid bare in their purest political forms. For the central character, Handke uses the idea of the enigmatic 19th Century German boy, Kasper Hauser – a young man raised without external influence and deprived of any human contact. He gives us an abstract scenario in which familiar words phrases and settings are weaponised and every day behaviours used against those who cannot understand what they are being taught to do or say. 
Radical in structure, Kaspar’s lines throughout the play run parallel to ‘prompts’ from external, ambiguous voices. Control, independence and behaviours learned and innate, are unpicked and examined. This play is an extraordinary vehicle for the central character that sits in counterpoint to the ensemble that affect his every move; physical but never dance, poetic but never narrative. 
I hope this production confounds, amuses, enrages and delights in equal measure! 
KASPAR is a play to discuss, digest then discuss again, and this remarkable show will provide a unique and rewarding experience for the Tokyo audience.

<寛一郎 コメント>
まず台本が非常に興味深く、そして面白かったです。作家が描いている「言葉」というものの認識の深さ、それを反芻して、言語から身の回りの事象を捉えていくという、作家の視点がとても印象深い作品だと思い、この題材を、この作品を演ってみたい、と純粋に思いました。舞台に立つことはこの台本と出会うまで全く考えていませんでしたが、とにかくこの作品を演ってみたいと思いました。まず作品があって、それが舞台のための戯曲だったということです。初めて舞台で演じるにしてはハードルが高い作品かもしれないので、楽しみであると同時に、もちろん不安も感じています(笑)。そしてこの作品との出会いはこれまで生きてきた自分の人生を省みることになるかもしれません。数希な運命を生きたカスパー・ハウザーという人物をもともとご存じの方、またそうでない方にも楽しめる作品にしたいと思いますので、ぜひご来場ください。よろしくお願いいたします。



<首藤康之 コメント>
今回ウィル・タケットの演出する『カスパー』にプロンプター役として出演させていただくことになりました。ウィルとの仕事は今回で3回目ですが、稽古場で起こるマジカルな創作にはいつも魅了されています。
長い間 ”舞踊” という世界に住んで、本能の赴くままに表現していた僕にとって “言葉” というものは生活手段の道具でしかありませんでした。しかし俳優という仕事を始めてからというもの、その “言葉 “ のもつ厳かな影響力(それは時として軽やかにもなる)に引き込まれ、今では “言葉” の力によって身体を動かし、表現し、生活をしています。 “言葉” に関して言えば、思春期を通りこして急に赤ちゃんから大人になったような気がしています。カスパーのように!
このペーター・ハントケの『カスパー』は、そんな “言葉” の尊さを感じさせてくれる戯曲で、様々な問題定義を示してくれます。僕の演じるプロンプター役はそんなカスパーに ”言葉の世界” への道標を示す重要な役だと考えています。誰の中にでも存在するであろうプロンプター、、、僕も自分の中にいるプロンプターの声に耳を傾け、皆様にとって、この素晴らしい戯曲の上演が “何かを考え” 豊かな時間になるよう稽古に奮励したいと思っております。是非劇場に足をお運びください!

MOVIE / PHOTOムービー/フォト

MOVIE

STAGE PHOTOS

CAST / CREATIVEキャスト/クリエイティブ
作: ペーター・ハントケ
翻訳:池田信雄
演出:ウィル・タケット
美術:久保田悠人
衣裳:林道雄
照明:佐藤啓
音響:井上正弘
ヘアメイク:山本絵里子
舞台監督:深瀬 元喜
プロデューサー:毛利美咲
出演:寛一郎 首藤康之 下総源太朗 王下貴司 萩原亮介
大駱駝艦/高桑晶子 小田直哉 坂詰健太 荒井啓汰
後援:TOKYO FM 企画制作:tsp Inc.
SCHEDULE / TICKETスケジュール/チケット
公演日程:2023年3月19日(日)〜3月31日(金)
会場:東京芸術劇場シアターイースト
チケット料金(全席指定税込):9,500円/U25チケット:6,000円
※U25チケットは、25歳以下対象・当日指定席券引換・要身分証明書/チケットぴあにて前売販売のみの取扱いとなります
上演時間:75分(途中休憩なし)予定

3/19(日)3/20(月)3/21(火)3/22(水)3/23(木)3/24(金)3/25(土)3/26(日)3/27(月)3/28(火)3/29(水)3/30(木)3/31(金)
15:00 13:3013:3013:30休演13:0013:00 13:3013:3013:3013:30
18:30 18:30 休演18:00 18:3018:30 18:30

チケット取扱:
【東京芸術劇場ボックスオフィス】https://www.geigeki.jp/t/
【チケットぴあ】https://w.pia.jp/t/kaspar-2023/
東京公演チケットに関するお問合せ:チケットぴあ live_info@pia.co.jp

「カスパー」当日券の販売について
「カスパー」ご来場の皆様へ<新型コロナウイルス感染防止の取り組みとお客さまへのお願い>

【大阪公演】
日程:2023年4月9日(日)14時開演 
会場:松下IMPホール
チケット料金:9,800円(全席指定税込)
チケット一般発売:2023年3月5日(日) AM10:00~
主催:サンライズプロモーション大阪
大阪公演お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888[11:00~18:00/日祝休業]

※開場は開演の30分前となります。
※未就学児入場不可。
※チケットはお一人様一枚必要です。
※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。
※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。
※車椅子でご来場のお客様はあらかじめチケットをご購入の上、公演日前日までにチケットに関するお問い合わせまでメールにてご連絡ください。ご観劇日当日、係員が車いすスペースまでご案内させていただきます。
また、車いすスペースには限りがございますため、ご購入のお座席でご観劇いただく場合もございます。あらかじめご了承ください。
※開場/開演時間は変更になる可能性がございます。
※公演中止の場合を除き、お客様の体調不良および新型コロナウイルス感染によるチケットの払い戻しは致しません。チケットご購入の際には、ご自身の体調や環境をふまえご判断くださいますようお願いいたします。
※本公演購入時にご登録の氏名、緊急連絡先等は、万が一来場者から新型コロナウイルス感染者が発生した場合など、必要に応じて保健所等の公的機関へ提供させていただく場合がございます。

公演に関するお問合せ:tsp Inc. contact@tspnet.co.jp
※上記お問合せの際、メールの件名に必ず「カスパー」とご記入下さい。
FLYERチラシ
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PROFILEプロフィール
寛一郎 Kanichiro
1996年8月16日生まれ。東京都出身。20歳で映画『心が叫びたがってるんだ。』(17) で俳優デビュー。その後同年に公開された映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17)、翌年公開の映画『菊とギロチン-女相撲とアナキスト-』での演技が高く評価されてキネマ旬報ベストテン [個人賞]新人男優賞、など日本映画批評家大賞 助演男優賞様々な賞を受賞。その後も順調に映画、ドラマに出演して実績を積み、22年にはNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源実朝を暗殺する公暁役を演じて全国的にも印象を残した。舞台作品への出演は本作が初めてとなる。
代表作に【映画】「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(17)、『菊とギロチン-女相撲とアナキスト-』(18)、『チワワちゃん』(19)『一度も撃ってません』(20)、『劇場』(20)、『泣く子はいねぇが』(20)、『AWAKE』(20)、『月の満ち欠け』(22)【テレビ】『青と僕』(CX)、連続ドラマW『悪党~加害者追跡調査~』(WOWOW)、ドラマ10「プリズム』(NHK)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)など。メインキャストを務めた、映画『せかいのおきく』(阪本順治脚本・監督)が23年4月28日公開予定。

首藤康之 Yasuyuki Shuto

1971年大分市生まれ
15歳で東京バレエ団に入団、19歳で『眠れる森の美女』で主役デビュー以降、古典作品のほか、モーリス・ベジャール、ジョン・ノイマイヤー、イリ・キリアン等の現代振付家作品など、東京バレエ団ほぼ全てのレパートリーに主演。2004年同団を退団しフリーランスとなる。それ以降、マシュー・ボーン演出・振付『SWAN LAKE』に主演、ベルギー王立モネ劇場で世界初演した『アポクリフ』(シディ・ラルビ・シェルカウイ振付)、『空白に落ちた男』『ジキルとハイド』『シレンシオ』『斜面』(小野寺修二演出)、『鶴』(ウィル・タケット演出・振付)  新国立劇場バレエ団と共演した『Shakespeare THE SONNETS』『ベートヴェン・ソナタ』など国内外の振付家やカンパニーと精力的に活動。
2000年に『ニジンスキー』(ジョン・テリンジャー演出)でストレートプレイに初挑戦してからは、『SHAKESPEARE’S R&J』(ジョー・カラルコ演出)、『音のいない世界で』『かがみのかなたはたなかのなかに』『イヌビト』(長塚圭史演出)、『豊饒の海』(マックス・ウェブスター演出)、 『ピサロ』(ウィル・タケット演出) 、『渋谷コクーン歌舞伎  四谷怪談』『兵士の物語』(串田和美演出)、『出口なし』(白井晃演出)、『ダブリンキャロル』(コナー・マクファーソン作)など俳優としても多数の舞台に出演。近年は映画やドラマなどの映像分野や演出・振付・ステージングなどの活動も行なっている。
第62回芸術選奨文部科学大臣賞。

下総源太朗 Gentaro Shimofusa
千葉県出身。1989年、劇団転位・21に参加、『骨の鳴るお空』に主演。93年より燐光群に参加、主要メンバーとして出演する。退団後も数々の舞台や映画、ドラマに出演。また、演出や演劇教育にも携わり、大学講師も務めている。
主な出演作に『青空のある限り』(演出:栗山民也)、『新・明暗』(演出:永井愛)、『屋根裏』(演出:坂手洋二)、『わが友ヒットラー』(演出:ピーター・ゲスナー)、『室内』(演出:クロード・レジ)、『エドワード二世』、『東海道四谷怪談』(演出:森新太郎)、『皆既食』、『靑い種子は太陽のなかにある』(演出:蜷川幸雄)、『ヘンリー四世』、『ヘンリー五世』(演出:鵜山仁)、『君が人生の時』(演出:宮田慶子)、『オレステイア』(演出:上村聡史)、『男たちの中で』(演出:佐藤信)などがある。ウィル・タケット演出作品は『ピサロ』(主演:渡辺謙)以来、本作が2本目となる。

王下貴司 Takashi Ohshita
広島県出身。ダンサー・俳優として活躍。山田うん・黒田育世・近藤良平・小野寺修二等の振付作品に参加。
2009年には、田畑真希振付作品「ドラマチック、の回」にて、スペインカナリヤ諸島で行われるダンスコンペ〈MASDANZA〉に参加し、オランダ・シンガポールなどで公演。
主な出演作品に「嵐が丘」(小野寺修二演出)、「パンドラの鐘」(杉原邦生演出)、「ミネオラ・ツインズ」(藤田俊太郎演出/小野寺修二振付)、「ピサロ」(ウィル・タケット演出)、「眠れる森の美女」(首藤康之振付・演出)「キネマと恋人」(ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出/小野寺修二振付)「豊饒の海」(マックス・ウェブスター演出/小野寺修二振付)、などがあり、国外にも活動の範囲を広げる。

萩原亮介 Ryosuke Hagiwara
大阪府出身。文学座所属。『エッグ』(野田秀樹演出)で初舞台を踏み、以降、役柄とスタイルの幅を活かして劇団内外の様々な作品に参加。
主な出演作に、『殺風景』(赤堀雅秋演出)、『リア王』(鵜山仁演出)、『贋作幕末太陽傳』(鄭義信演出)、『元禄港歌』(蜷川幸雄演出)、『メモリアル』(今井朋彦演出)、『ピサロ』(ウィルタケット演出)、『サロメ奇譚』(稲葉賀恵演出)、『羽世保スウィングボーイズ』(G2演出)のほか、映画『アイ アム ア ヒーロー』『DESTINY 鎌倉ものがたり』、ドラマ『刑事7人 シーズン2』などがある。

高桑晶子 Akiko Takakuwa
1978年生まれ。山形県出身。2001年に大駱駝艦に入艦、麿赤兒に師事。以後、大駱駝艦の公演全てに参加すると共に、自身の振付・演出作品も発表。
舞台への客演としては、「耳なし芳一」(演出:宮本亞門)、「神なき国の騎士」(演出:野村萬斎)、「やわらかなかぐら」(演出:杉原邦生)などがある。

小田直哉 Naoya Oda
1982年生まれ。兵庫県出身。2008年に大駱駝艦に入艦、麿赤兒に師事。以後、大駱駝艦の公演全てに参加。舞踏手としてのみならず、俳優としても活躍。映画では、17年「武曲」(監督:熊切和嘉)、21年「東京リベンジャーズ」(監督:英勉)などに出演。
また、舞台への客演としては、「金閣寺」(演出:宮本亞門)、「鑑賞者」(演出:小野寺修二)、現代能楽集Ⅸ『竹取』(演出:小野寺修二)などがある。

坂詰健太 Kenta Sakazume
1995年生まれ。新潟県出身。2016年に大駱駝艦に入艦、麿赤兒に師事。以後、大駱駝艦の公演全てに参加。舞踏手としてのみならず、俳優としても活躍。映画では19年「タロウのバカ」(監督:大森立嗣)、TVではNHK大河ドラマ「いだてん」、NHK「カナカナ」などに出演。

荒井啓汰 Keita Arai
1993年生まれ。東京都出身。2017年に大駱駝艦に入艦、麿赤兒に師事。以後、大駱駝艦の公演全てに参加。舞踏手としてのみならず、俳優としても活躍。映像作品では、Hulu「脱走球児」、NHK大河ドラマ「青天を衝け」などに出演。
また、舞台への客演としては、「胎内」(演出:伊藤全記)、「キヨヒメ2020」(演出:南風野香)などがある。

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