2024


見知らぬ女の手紙
見知らぬ女の手紙
抑圧された心の奥に潜む女の想いは狂気かそれとも純粋な愛なのか?
行定勲×篠原涼子×首藤康之、異色トリオがある男が犯した「優しさ」という罪で「恋」という熱病に侵された一人の女性の物語を描きだす

著名なピアニストである“男”は、演奏旅行で世界を回り、年の半分も自宅にはいない。久しぶりに家に帰ると、見知らぬ差出人からの手紙が届いていた。それは名も知らぬ女性。手紙には12歳から今に続く男への思慕と、自らのこれまでの人生が連綿と書かれていた……。

この短編小説はマライ地方の風土病の一つでこの病にかかった者は、一種の精神錯乱に陥り、時には狂暴な行為に走るといわれている「アモク」から、「アモク集 情熱小説」と名付けられた短編集に収められ、いずれも激しい情念の虜となり、一途な行動を重ねて、悲劇的な運命をたどる主人公たちの姿を、いくつかの短編に記しました。そしてこの「見知らぬ女の手紙」は、到底常識では理解しえぬ恋慕を一方的に一人の男に寄せ、破滅してゆく女性を描いています。

20世紀初頭の激動の時代を生き、独特の心理描写で人間の深層心理を描いたシュテファン・ツヴァイクが描いた一方通行の恋慕、お涙頂戴的恋愛小説には決してなりえぬ激しさを描いたモノローグドラマが紀伊國屋ホール開場60周年の掉尾をかざります。

CAST & CREATIVE

原作_シュテファン・ツヴァイク
訳_池田信雄
翻案・演出_行定勲
ステージング_首藤康之
美術_小池れい
照明_佐藤啓
音響_井上正弘
衣裳_ゴウダアツコ
ヘアメイク_小林雄美
舞台監督_深瀬元喜
企画製作:tsp Inc.

出演_篠原涼子 首藤康之

SCHEDULE

公演日程_2024年12月25日(水)〜12月28日(土)
劇場_紀伊國屋ホール

PHOTO & MOVIE

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