ある女性の生涯を手紙に綴ったという内容の台本を読んだ時に、一人の人物を永遠に愛し続ける魂に共感する部分もありながらも、ただすごいなとビックリしました。愛なのか、それとも恋なのか、狂気なのか・・・それがすごく面白そうな作品だなと感じたのです。芸能のお仕事では表現をしなければならないことがたくさんあるので、日常のいろんな感情であったり思いやりだったりは、ないよりもたくさんあった方がいいと思いますし、年齢を重ねてもピュアな気持ちは大切にとっておいた方がいいのかなと思いました。この台本を読ませていただいた時は、自分に置き換えてそうした日常的な思いやりや人を好きになる気持ちはとても大切なものなんだなと、女性として思いました。
舞台はさほど経験がないのですが、勉強になるのでずいぶん前から挑戦したいと思っていました。映像では他の技術でフォローしてもらえる部分も、舞台では声の出し方も違えば、全体を見られてしまうので、かなりの自信を持たないといけないと思っていました。いろいろな作品を観劇させていただく中では、自分だったらどういう風にやるかな?とか、素晴らしい方々の芝居を観ていくうちに自分もあそこに立ちたいという気持ちが芽生えて、もっと舞台をやっておけばよかった! と思っていたので、このお話をいただいた時には即答で、「やらせてください!」とお答えしていました。
行定(勲)さんの作品を拝見させていただいていたのですが、すごく興味があって、いつかご一緒させていただきたいと思っていて、やっとお話しが来た!と嬉しかったので、がっかりさせないように一生懸命頑張って挑みたいと思います。
久しぶりの舞台で緊張していますが、皆様に納得していただけるような作品にできるよう頑張りますので、どうぞ見守っていただけたらと思います。恋愛物語にはなるのですが、ホラー的な要素もあり、それらをうまく表現できるように皆さまに「観てよかった!」「すごかった!」と思っていただけるように今から練習して参りたいと思います。お楽しみに。
紀伊國屋ホール開場60周年記念公演
「見知らぬ女の手紙」
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- 抑圧された心の奥に潜む女の想いは狂気かそれとも純粋な愛なのか?
行定勲×篠原涼子×首藤康之、異色トリオがある男が犯した「優しさ」という罪で「恋」という熱病に侵された一人の女性の物語を描きだす
著名なピアニストである“男”は、演奏旅行で世界を回り、年の半分も自宅にはいない。久しぶりに家に帰ると、見知らぬ差出人からの手紙が届いていた。それは名も知らぬ女性。手紙には12歳から今に続く男への思慕と、自らのこれまでの人生が連綿と書かれていた……。
この短編小説はマライ地方の風土病の一つでこの病にかかった者は、一種の精神錯乱に陥り、時には狂暴な行為に走るといわれている「アモク」から、「アモク集 情熱小説」と名付けられた短編集に収められ、いずれも激しい情念の虜となり、一途な行動を重ねて、悲劇的な運命をたどる主人公たちの姿を、いくつかの短編に記しました。そしてこの「見知らぬ女の手紙」は、到底常識では理解しえぬ恋慕を一方的に一人の男に寄せ、破滅してゆく女性を描いています。
20世紀初頭の激動の時代を生き、独特の心理描写で人間の深層心理を描いたシュテファン・ツヴァイクが描いた一方通行の恋慕、お涙頂戴的恋愛小説には決してなりえぬ激しさを描いたモノローグドラマが紀伊國屋ホール開場60周年の掉尾をかざります。
- 抑圧された心の奥に潜む女の想いは狂気かそれとも純粋な愛なのか?
- OUTLINE作品概要
- 私をけっしてご存知なかったあなたへ
ベートーベンのピアノソナタとともに、女はその狂気の刃をむく
抑圧された心の奥に潜む、モノローグドラマ『見知らぬ女の手紙』
シュテファン・ツヴァイクの短編小説「見知らぬ女の手紙」(原題: Brief einer Unbekannten)。この短編小説はマライ地方の風土病の一つでこの病にかかった者は、一種の精神錯乱に陥り、時には狂暴な行為に走るといわれている「アモク」から、「アモク集 情熱小説」と名付けられた短編集に収められ、いずれも激しい情念の虜となり、一途な行動を重ねて、悲劇的な運命をたどる主人公たちの姿を描き、いくつかの短編に記しました。そしてこの「見知らぬ女の手紙」は、到底常識では理解しえぬ恋慕を一方的に一人の男に寄せ、破滅してゆく女性を描いています。
愛、孤独、未練。人間関係の不均衡を描くツヴァイクの代表作
2008年に中嶋朋子で初演された本作品。その後2013年、2014年に本プロダクションは再演を重ねました。最後の上演から10年。世界は大きく動き、我々の生活環境も大きく変わりました。情報の渦の中、私たちは少しだけ自分に必要なものを選ぶことが上手にできるようになったかもしれません。でも、受け止める「我が心」は?さまざな心のひだはつねに波打ち、喜びや哀しみを奏でています。感じる心は時代がどうなろうとも世界に響いています。人が人と生きる限り、それが「人」である証なのだと思います。ツヴァイクが描いた一方通行の恋慕。自分にとってはたいしたことない出来事や言葉が相手にとっては人生をも変える出来事となりうる。思い違い、思い込み、日常茶飯に起こる出来事ではありますが、ある一線を越えた時、人はそこに何をみるのでしょうか?
篠原涼子が行定勲と初顔合わせ。タッグを組んで心の重音を奏でる
今回ふたたび本作品に挑む行定勲。キャストをあらたに篠原涼子と首藤康之を迎え、篠原が全てを投げ打ってぶつける愛憎を首藤がどう受け止めるのか。首藤の研磨された身体と篠原の炸裂する言葉とがぶつかり、劇場に感情のうねりを作り出します。行間豊かに心を演出する行定勲が10年ぶりにツヴァイクが紡いだ言葉を掘り起こし、あらたな見知らぬ女人生、ご期待ください。
- COMMENTコメント
- 行定勲 コメント
ドイツ文学の最高峰であるシュテファン・ツヴァイクの短編集『アモク』いう作品の中の一片を原作にしています。
「アモク」とは風土病の一種なのですが、そこからヒントを得て、ツヴァイクは熱に侵された人物像を生み出しました。古典的な作品の中で、人間のぶつかり合いから生まれる葛藤や恋情がとても狂おしく描かれた小説であり私が魅了された小説です。死を前に手紙を書いた女と、その手紙を受け取った男。2人を同じ空間の中に存在させ、触れたりすれ違ったりさせながら、言葉と肉体でそれぞれが、そこに湧き上がる衝動で表現することは、原作にある人間の根源的な感情を追求できると思っています。
ご出演いただく篠原さんと首藤さんは、一度は仕事をしてみたい!と思わせてくれていた方々で、篠原さんは過去に何度もアプローチしたかった作品があったものの実現できず、自分の中では消化不良なところもあって、遂に今回ご一緒出来ることがとても嬉しいです。少女性と大人の色気が共存している方だと思うので、ツヴァイクの作品にとてもあっていると思います。
首藤(康之)さんが出演された、『空白に落ちた男』という舞台が僕は大好きで、目や指先の微細な動きひとつ見逃せない、ただ佇んでいるだけでも絵になる方だと思っていました。日本人離れした存在感があって、一度映像で撮ってみたいと思っていたので、まずは今回、舞台でご一緒出来ることを嬉しく思っています。お二人がこれまでに積み重ねられた経験と表現力がぶつかり合って、どんなものが生まれるのか、このお二人とどういう風にこの官能的な作品を具現化していくのか私自身楽しみです。
私が長年追及している“究極のラブストーリー”を、生身の空気の中で感じていただくべくこの作品を作りたいと思っています。
このお二人でないと成しえない濃密な時間が体験できると思いますので、ぜひとも劇場に足をお運びください。
篠原涼子 コメント
首藤康之 コメント最初に台本を読んだときは、この女性の情念がひたすら怖い!と思いましたが、読み解いていくうちに、ツヴァイクの言葉の魔法もあり、彼女のひたむきさや切実な思いに美しさを感じていきました。もしも自分が彼女の立場だったら、相手には伝えず、手紙も書かずに、自分の中で消化して、ひたすら一人で苦しむような気がします。
ただ、相手に対する思いはとても自然なもので、過剰に描かれてはいますが、愛するがゆえにいろいろ想像してしまい、妄想が膨らんでしまうことは誰しもあることなので、その心情は共感できる部分はあります。
僕の役割は、篠原さんが読むピアニストである“男”宛の手紙を聞きながら、彼女の苦悩や切実な思いを身体で表現できればいいなと思っています。あくまでもそれは彼女の感情であって、手紙を受け取った相手である僕=“男”自身の感情ではないので、それをどう表現するのか、行定さんや篠原さんと稽古で作っていくのが今から楽しみです。
行定さんとは初めてご一緒するので、よきように調理していただければと思っています。
- SYNOPSISあらすじ
- 世界的なピアニストとして著名な男は、演奏旅行で一年の大半は自宅を留守にする。
そんなある日、演奏旅行から自宅に戻ってみると郵便物の束の中に、妙に分厚い、しかし見覚えすらない文字でつづられた手紙が届いていた。その手紙の差出人はまったく知らない女である。
その手紙を読み始める男。
そこには・・・・・。
女には子供がいたそうだが、昨日死んでしまったという。
まもなく28歳になる彼女は、その苦しみに関する話も早々に、自分の12歳の時の話を始めた。12歳と言えば小学6年生の頃だろうか。ある日、家の真向かいにピアニストが越してくると聞いて胸をときめかせたのだそうだ。それは恋心というより、好奇心。なぜなら、どれほど大人のヴィルトゥオーゾが現れることか、と想像していたから。
ところが若くて、恋心を焦がさせるような、あ・な・たが現れた・・・のだった。その日から彼女はあ・な・たとの人生が始まった・・・というのだ。当時は道路ですれ違いざまに声をかけてもらったにすぎなかったのだが、彼女はひたすら、あ・な・たの行動を、絶えず観察し、追っていたらしい。それから6年が経ち18歳になり、肉体的にも女になっていた。
そんなある日、あ・な・たは、女に声をかけた。それも女として肉体を求めて・・・あ・な・たは気まぐれでその女と関わった。わずか3日くらいの生活をともにして・・・・。
演奏旅行から帰ったら連絡すると約束したが、あ・な・たは、当然その約束を忘れ・・・。
女は、ひたすら待ち続けた。いつ、再会のチャンスが訪れるか、わかりもしないのに・・・。
ところが女は子供が出来ていた、あ・な・たとの間に。それから、というもの生活のために必死で働いた。何人もの男から、いくら結婚を申し込まれても断り続けたが、しかし体を売ることもした。あ・な・たにそっくりな子供を大きくするために・・・。
そしてさらに6年が過ぎたある日、あ・な・たは、またこの女に声をかけた・・・まったく見知らぬ女として・・・。
- MOVIE / PHOTOムービー/フォト
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- CAST & CREATIVEキャスト&クリエイティブ
- 原作_シュテファン・ツヴァイク
訳_池田信雄
翻案・演出_行定勲
ステージング_首藤康之
美術_小池れい
照明_佐藤啓
音響_井上正弘
衣裳_ゴウダアツコ
ヘアメイク_小林雄美
舞台監督_深瀬元喜
企画製作:tsp Inc.
出演_篠原涼子 首藤康之
- SCHEDULE & TICKETスケジュール&チケット
- 公演日程_2024年12月25日(水)〜12月28日(土)
劇場_紀伊國屋ホール(新宿東口・紀伊國屋書店新宿本店4F ℡03-3354-01410)
チケット一般発売_2024年10月12日(土)
入場料金_8,800円(全席指定・税込) U-25チケット_4,400円
*U25チケットは観劇時25歳以下対象/要身分証/当日指定券引換/一般発売よりローソンチケットのみでのお取扱いとなります
開演時間_
*開場は開演の30分前となります12/25(水) 12/26(木) 12/27(金) 12/28(土) 昼 13:30 13:30 13:00 夜 18:30 18:00
【TSP最速抽選先行発売】9月6日(金)12時から17日(火)23:59まで
チケット取扱い_
ローソンチケット https://l-tike.com/mishiranu/ Lコード:37225
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/mishiranu/ Pコード:529-327
イープラス https://eplus.jp/mishiranu/
キノチケオンライン https://store.kinokuniya.co.jp/ticket/
キノチケットカウンター 紀伊國屋書店新宿本店 1Fインフォメーションカウンター内(店頭販売10:00~18:30)
チケットに関するお問合せ_ローソンチケット 0570-084-617(11:00~16:30)
公演に関するお問い合わせ_tsp Inc. contact@tspnet.co.jp
※上記お問合せの際、メールの件名に必ず「見知らぬ女の手紙」とご記入下さい。
【注意事項】※未就学児入場不可。※チケットはお一人様一枚必要です。※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。※車椅子でご来場のお客様はあらかじめチケットをご購入の上、公演日の3営業日前までに「チケットに関するお問い合わせ」窓口までご連絡ください。車椅子スペースには限りがございますので、ご購入済みのお座席でご観劇いただく場合もございます。お連れ様がご観劇される場合もチケットが必要となります。あらかじめご了承ください。※開場/開演時間は変更になる可能性がございます。※公演中止の場合を除き、払い戻し、他公演へのお振替はいたしかねます。
- WHO's WHOプロフィール
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シュテファン・ツヴァイク Stefan Zweig
1881年、オーストリアのウィーンに、ユダヤ系の裕福な紡績場主の息子として生れる。ウィーン大学で哲学を学び、早くからその文才を発揮する。第一次世界大戦中は、ロマン・ロランとともに反戦運動に参加。ザルツブルクに住み、数々の作品を発表、ヨーロッパの多くの作家、芸術家と親交を結ぶ。ナチス台頭後、武器隠匿の疑いで家宅捜査を受けたことをきっかけに、1934年イギリスに亡命。その後アメリカ、さらにブラジルへ移住するが、1942年、第二の妻とともに自ら命を絶つ。伝記小説に『人類の星の時間』『ジョセフ・フーシェ』『マリー・アントワネット』『メリー・スチュアート』、評論に『昨日の世界』『時代と世界』などがある。その創作活動は小説、戯曲、評論、伝記など多岐にわたった。 最近では彼の最後の作品となった『チェスの話』が映画化(「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」(原題「THE ROYAL GAME」)された。
(https://www.msz.co.jp/book/author/ta/13887 「みすず書房」より)参照
行定勲 Isao Yukisada
1968年生まれ、熊本県出身。2000年『ひまわり』が、第5回釜山国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞し、演出力のある新鋭として期待を集め、01年の『GO』で第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞を始め数々の映画賞を総なめにし一躍脚光を浴びる。04年『世界の中心で、愛をさけぶ』は興行収入85億円の大ヒットを記録し社会現象となった。以降、『北の零年』(05)、『春の雪』(05)、『クローズド・ノート』(07)、『今度は愛妻家』(10)、『パレード』(10/第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門・国際批評家連盟賞受賞)、『円卓』(14) 、日中合同作品『真夜中の五分前』(14)、『ピンクとグレー』(16)、故郷・熊本を舞台に撮影した『うつくしいひと』(16)、日活ロマンポルノリブート『ジムノペディに乱れる』(16)、『うつくしいひと サバ?』(17)、『ナラタージュ』(17)『リバース・エッジ』(18/ 第68回ベルリン国際映画祭パノラマ部門・国際批評家連盟賞受賞)、『劇場』(20)、『窮鼠はチーズの夢を見る』(20)、『リボルバー・リリー』(23)がある。自身の出身地でもある熊本で《くまもと復興映画祭》のディレクターを務め、熊本の復興にも精力的に関わる。また映画だけでなく舞台「趣味の部屋」(13,15)、「ブエノスアイレス午前零時」(14)、「タンゴ・冬の終わりに」(15)などの舞台演出も手掛け、その功績が認められ16年、毎日芸術賞 演劇部門寄託賞の第18回千田是也賞を受賞した。昨年から5ヶ月に渡って韓国で撮影に挑んだ韓国ドラマ『完璧な家族』が話題。8月から韓国で放送開始となる。
篠原涼子 Ryoko Shinohara
1973年生まれ、群馬県出身。B型。1990年、ユニット・東京パフォーマンスドールに加入。94年、小室哲哉プロデュースで“篠原涼子 with t. komuro”としてリリースしたシングル「恋しさとせつなさと心強さと」が大ヒットを記録。俳優として、『アンフェア』シリーズ(06年〜15年)、NHK大河ドラマ『元禄繚乱』(99年)、NHK大河ドラマ『北条時宗』(00年)、ドラマ『溺れる人』(04年)、ドラマ『anego~アネゴ~』(05年)、映画『THE有頂天ホテル』(06年)、ドラマ『ハケンの品格』(07年)、ドラマ『ラスト シンデレラ』(13年)、ドラマ『オトナ女子』(15年)、映画『北の桜守』(17年)、ドラマ『愛を乞う人』(17)、NHK連続テレビ小説『おちょやん』(20年)、配信ドラマ『金魚妻』(22年)、ドラマ『silent』(22年)、映画『ウェディング・ハイ』(22年)、ドラマ『ハイエナ』(23年)、『イップス』(24)などに出演。18年公開の映画『人魚の眠る家』、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で第43回報知映画賞主演女優賞を受賞。舞台は『ハムレット』(01/蜷川幸雄演出)、 『天保十二年のシェイクスピア』(05/蜷川幸雄演出)、『アンナ・クリスティ』(18/栗山民也演出)など。
首藤康之 Yasuyuki Shuto
1971年生まれ、大分県出身。15歳で東京バレエ団に入団、19歳で『眠れる森の美女』で主役デビュー以降、古典作品のほか、モーリス・ベジャール、ジョン・ノイマイヤー、イリ・キリアン等の現代振付家作品など、東京バレエ団ほぼ全てのレパートリーに主演。2004年同団を退団しフリーランスとなる。それ以降、マシュー・ボーン演出・振付『SWAN LAKE』に主演、ベルギー王立モネ劇場で世界初演した『アポクリフ』(シディ・ラルビ・シェルカウイ振付)、『空白に落ちた男』『ジキルとハイド』『シレンシオ』『斜面』(小野寺修二演出)、『鶴』(ウィル・タケット演出・振付) 新国立劇場バレエ団と共演した『Shakespeare THE SONNETS』『ベートヴェン・ソナタ』など国内外の振付家やカンパニーと精力的に活動。2000年に『ニジンスキー』(ジョン・テリンジャー演出)でストレートプレイに初挑戦してからは、『SHAKESPEARE’S R&J』(ジョー・カラルコ演出)、『音のいない世界で』『かがみのかなたはたなかのなかに』『イヌビト』(長塚圭史演出)、『豊饒の海』(マックス・ウェブスター演出)、 『ピサロ』『カスパー』(ウィル・タケット演出) 、『渋谷コクーン歌舞伎 四谷怪談』『兵士の物語』(串田和美演出)、『出口なし』(白井晃演出)、『ダブリンキャロル』(コナー・マクファーソン作)、『ねじまき鳥クロニクル』(インバル・ピント演出)など俳優としても多数の舞台に出演。近年は映画やドラマなどの映像分野にも進出、演出や振付、ステージングなどの活動も行なっている。第62回芸術選奨文部科学大臣賞。