2025

イノック・アーデン
イノック・アーデン
「ここに人間がある。活きた人間がある。感覚のある情緒のある人間がある」
と夏目漱石が絶賛した長編詩『イノック・アーデン』。リヒャルト・シュトラウスの楽曲とともに、俳優とダンサーによって響き語り紡ぎ、感情の畝りを創り出す舞台を創作します。

イギリスの桂冠詩人(英国ロイヤルが与える最高の称号)として、ワーズワースやトライデンなどと並び称されるテニスンが1864年に書いた物語詩。電車の中のような人前では読めないような、涙溢れる哀しくロマンチックなストーリー詩劇です。そしてその年に生まれたドイツ人作曲家リヒャルト・シュトラウスは、この『イノック・アーデン』の詩に、音楽的韻律美を感じ取り、音楽を紡ぎました。
そして夏目漱石が「ここに人間がある。活きた人間がある。感覚のある情緒のある人間がある」と絶賛した不朽の名作です。
2009年、白井晃演出、石丸幹二による朗読とピアノの演奏という最もシンプルな形式で上演した本作品を、今回はあらたに演劇的な要素を加味し、作品を深め、大人のエンタテインメントとして創ってみようと思います。
今回のクリエーションは俳優とピアニスト、そして三人の登場人物であるイノック、フィリップ、アニーを三人のバレエダンサーが身体的に表現し、音楽詩をより深く創作します。そしてテニスンが紡いだイノックの人生を二人の俳優で語るというあらたな視点でアプローチしてみようと思います。また、アンダースコア(言葉の背景に流れる音楽)とバレエのために楽曲を追加し、あらたな舞台作品としてみなさまにお届けします。

CAST & CREATIVE

原作_アルフレッド・テニスン 
作曲_リヒャルト・シュトラウス 
翻訳_原田宗典 
演出・振付_ウィル・タケット 
音楽監修_アンディ・マッセイ 
美術・映像_ニナ・ダン 
照明_佐藤啓 
音響_佐藤日出夫 
衣装_柿野彩 
映像_栗山聡之 
ヘアメイク_山本絵里子
美術助手/舞台監督_深瀬元喜 
協力_公益財団法人日本舞台芸術振興会 
企画製作:tsp Inc.

出演_
田代万里生 中嶋朋子
秋山瑛 生方隆之介 南江祐生(東京バレエ団) 

演奏_櫻澤弘子

SCHEDULE

公演日程_2025年3月7日(金)〜16日(日)
会場_新国立劇場小劇場

PHOTO & MOVIE

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