Emanuela Barilla presents
the United States Premiere of
Yasushi Inoue’s The Hunting Gun
with Miki Nakatani and Mikhail Baryshnikov
directed by François Girard


日本を代表する女優、中谷美紀の『猟銃』が、7年ぶりにニューヨークで上演決定!伝説のバレエダンサー、ミハイル・バリシニコフとの競演がここに実現!

女優 中谷美紀の初舞台にして、各演劇賞に輝いた文豪井上靖『猟銃』が2023年、ニューヨークのバリシニコフ・アーツ・センターで上演決定!
アカデミー賞受賞歴を持つ映画監督であり、ニューヨーク メトロポリタン・オペラも手掛ける演出家 フランソワ・ジラールが、日本が誇る文豪井上靖の名作小説『猟銃』を、日本人女優・中谷美紀を起用して完全舞台化し、日本とカナダの才能を結集して創り上げた国際プロジェクト。
2011年にカナダ・モントリオールの舞台でスタートし、その後2011年、2016年に日本は東京をはじめ各地方にて上演。その舞台の美しさと中谷美紀の熱演により好評を博した「猟銃」が、7年の時を経て、ニューヨーカーをその世界へと誘う。

その彼女が演じるのは三人の女性。ある男の13年間にわたる不倫の恋を通して、その男の妻であるみどり、愛人の彩子、そして愛人の娘、薔子。一人はその不条理を怒りにぶつけ、一人は自らも嘲りながら哀しみとともに力強く、そしてもう一人は井戸の底のように静かに・・・・。万華鏡のように変幻する女たちの心を中谷美紀が演じることによって、「女性」の中にある愛と憎を浮き彫りにしていきます。





そして、この三人の女性の愛憎は一人の男へ向けられる。その男。三杉穣介を世界的バレエ・ダンサー、ミハイル・バリシニコフが演じる。
手紙の断片が映し出されたスクリーンの向こうで、苦悩する男・三杉穣介がまるで別の時空に存在するように異なる時間の流れの中で、彼は銃を手に取り、銃身を入念に手入れをする。そして最後に妻の背中に照準を合わせて立ち上がる様を圧倒的な存在感でバリニコフが肉体を駆使して演じる。
言葉と肉体、そしてフランソワ・ジラールならではの日本の禅の美学を物語とクロスさせた演出で、あらたな息吹が吹き込まれる。

2011年、モントリオールで初演された本作品が再び海を渡り、ニューヨークへ。どうぞご期待ください。

井上靖『猟銃』あらすじ
三杉穣介のもとに、妻、愛人、愛人の娘という女性から3通の手紙が届く。1通目は、母の日記を読んで不倫を知ったばかりの幼い薔子から。2通目は妻のみどりからで、最初から浮気を知っていたことが明かされる。そして3通目は、13年間連れ添った愛人であり、薔子の母・彩子からの永遠の別れの言葉だった。
妻、愛人、そして愛人の娘。三人の女性の「手紙」に込めた一人の男への其々の愛とは。
1949年に発表された井上靖の短編小説「猟銃」。「闘牛」とともに第22回芥川龍之介賞受賞作。

演出/フランソワ・ジラール François Girard

アカデミー賞受賞歴を持つ映画監督であり、NYメトロポリタン・オペラも手掛ける演出家 フランソワ・ジラール。
90年「Cargo」で長編映画監督デビュー、93年「グレン・グールドをめぐる32章」はジェニー賞最優秀監督賞のほか4部門を受賞、インディペンデント・スピリッツ賞にノミネートされ、国際的評価を得る。98年第3作「レッド・バイオリン」ではジェニー賞8部門を制し、東京国際映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞。2007年イタリアの作家アレッサンドロ・バリッコ原作の日・加・伊合作映画「シルク/SILK」を監督。また、短編やドキュメンタリー、テレビ映画を製作する傍ら、オペラの演出も手がける。2007年には東京ディズニーリゾートに誕生した日本初のシルク・ドゥ・ソレイユ「Zed」の常設劇場の演出を担当。2011年井上靖の小説「猟銃」を舞台化し、モントリオールや東京で公演。2013年にはニューヨーク・メトロポリタンオペラでワーグナーの「パルシファル」を演出し、名実ともに「実力派」の演出家としてその名を輝かせる。2016年には、ダスティン・ホフマン主演の「ボーイ・ソプラノただひとつの歌声」を手がけた。

映画に留まらず、オペラ、演劇・・・、全てのエンターテインメントに秀でた才能を持つフランソワ・ジラールが井上靖『猟銃』の舞台化にあたり日本を代表する女優・中谷美紀をふたたび迎えて彼女のニューヨーク初舞台を華々しく飾る。


ミハイル・バリシニコフ Mikhail Baryshnikov

世界的バレエダンサー、ミハイル・バリシニコフ。
1967年レニングラードのキーロフ・バレエ団に入団、アレクサンドル・プーシキンに師事。69年ソリストとしてデビュー、以後ロシア・バレエのトップダンサーとして活躍。74年アメリカン・バレエ・シアター(ABT)に招かれ、シャープな肉体、優雅な感情表現と驚異的なハイテクニックでアメリカ・バレエ界のトップスターとなる。
78〜79年ニューヨーク・シティ・バレエ団(NYCB)芸術監督を経て、80〜89年ABTの芸術監督を務めた。古典バレエ以外のレパートリーにプティ振付「若者と死」「カルメン」、バランシン作品「放蕩息子」「アポロ」、ロビンズ作品「アザーダンス」「ダンス組曲」、アシュトン振付「ラプソディ」などがある。また「くるみ割り人形」「ドン・キホーテ」「シンデレラ」「白鳥の湖」などクラシック作品の演出も手がける。90年モダン・ダンス・グループ“ホワイト・オーク・ダンス・プロジェクト”を結成、以後モダン・ダンスに活動の中心を置いている。98年8月ディナ・ライツの振り付けで坂東玉三郎と共演。78年「愛と喝采の日々」で映画にもデビューし、「ホワイトナイツ」(85年)「ダンサー」(87年)「ロシアン・ルーレット」(91年)などにも主演。2004年再びフリーのダンサーとなる。
2005年1月ニューヨークにバリシニコフ・アーツ・センターを創設。
音を操るかのように踊り、見る者を惹きつけずにはいられない存在感をはなつミーシャ。2023年の「猟銃」では三杉穣介役として中谷美紀と初共演する。


中谷美紀 Miki Nakatani

1976年1月12日生まれ。東京都出身。1993年に俳優デビュー。「壬生義士伝」(03/滝田洋二郎監督)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞、「嫌われ松子の一生」(06/中島哲也監督)で同賞最優秀主演女優賞、「自虐の詩」(07/堤幸彦監督)で同賞優秀主演女優賞、「ゼロの焦点」(09/犬童一心監督)で同賞優秀助演女優賞、「阪急電車 片道15分の奇跡」(11/三宅喜重監督)で同賞優秀主演女優賞、「利休にたずねよ」(13/田中光敏監督)で同賞優秀助演女優賞を受賞。
2007年日本・カナダ・フランス・イタリア・イギリス合作映画「シルク」(フランソワ・ジラール監督)に出演、2015年の日本・フランス合作映画「FUJITA」等、その活動は海外へも広がっている。

2011年に初舞台「猟銃」で紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀女優賞、2013年の「ロスト・イン・ヨンカーズ」では読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞する。
書籍の執筆活動も手掛けており、最近の著書には「オーストリア滞在記」(幻冬舎文庫)がある。
今後の出演作は、2023年1月22日〜放送 WOWOW連続ドラマW「ギバーテイカー」主演
2023年1月27日公開(東映)「THE LEGEND & BUTTERFLY」出演が控えている。
インスタグラム @mikinakatanioffiziell


公演情報


Adapted for the stage by Serge Lamothe
Producer Cath Brittan
Creative Producers David Finn & François Girard
Co-Producer Misaki Mouri
Set François Séguin
Lighting David Finn
Costumes Renée April
Music Alexander MacSween

公演スケジュール
DATE:March 16 - April 15, 2023
VENUE: Baryshnikov Arts Center, Jerome Robbins Theater, 450 W. 37th Street, NYC

HP:http://www.thehuntinggun.org

Join Our Mailing List

tspからのDMをご希望の方はコチラへ
プライバシーポリシーをご確認ください。

ページトップへ戻る